契約社員から正社員を狙うのはかなり厳しい道である3つの理由

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最近では、JRをはじめ大手私鉄も契約社員の中途採用を活発化させています。

なかには正社員試験に合格すれば、正社員昇格できることをアピールしている鉄道会社もあります。

一般的に鉄道会社で働くには高卒あるいは大卒の新卒時点で入社できなければ、もう鉄道会社で働くことは不可能と考えられています。

しかし、こうした昨今のJRあるいは大手私鉄の契約社員募集を見て、もう一度鉄道会社で働く夢を実現したいと再チャレンジすることを考える人も多くなってきています。

ただ、実際に契約社員で鉄道会社に入社して働いたことのある私から言わせてもらうと鉄道会社に契約社員として入社して正社員に昇格するというのはかなり厳しいといいたいのです。

なぜ鉄道会社に契約社員として入社してから正社員を目指すのが厳しい道なのか、その理由について3つに分けて今回は書いていきます。

一人で勉強し続けられる精神力の強さが必要

まず鉄道会社で契約社員から正社員を目指すのが厳しい理由の一つ目に、正社員を目指して勉強を続けられる精神力の強さが必要であることが挙げられます。

鉄道会社に入社してそれこそ最初のほうは、様々な営業知識や接客スキルなど勉強することが多くありますし、現場配属されても実際の仕事のやり方などを必死で勉強しないといけません。

しかし、研修を終えて現場配属されて3か月、半年すると良くも悪くも仕事に慣れてきます。

実際に鉄道会社の現場で働いてみるとわかるのですが、日々の仕事はルーティンワークですしお客さんからの問い合わせであったり、お客さんが求めるきっぷの種類もパターン化していることが分かってきます。

極端な言い方をすれば「マックジョブ」と言われるくらい単純労働であるといえるのです。

そうなると当然新しく営業知識であったり接客スキルを勉強していこうという気力はなくなってきます。周りの同僚や先輩社員もルーティンワークでろくに勉強しない人がかなり多いのでその影響も受けます。

本来なら契約社員として入社する以上、正社員昇格を目指して社内通信研修や試験を受けまくって正社員試験に向けて勉強していかないといけない立場なんです。

しかし、人間というのは弱い生き物なのでどうしても周りに流されてしまいがちです。

つまり鉄道会社で契約社員から正社員昇格を本気で目指すなら、一人でもくもくと周りに流されずに勉強を続けることのできる精神力の強さが必ず必要です。

自分は大丈夫、周りがどれだけ怠けていても遊んでいても一人で勉強を続けられると思っている人でもいざそういう環境に身を置いてしまうと周りに流されてだらだらと契約社員という立場を続けてしまうことになってしまうんですね。

自分一人で周りに流されずに努力を続けることは、あなたが思っている以上にしんどいですし難しいことです。

人間関係でドロップアウトすることが多い

鉄道会社において契約社員から正社員に昇格するのが厳しい理由の2つ目は、在職中に人間関係で退職せざるを得なくなることが非常に多いことです。

あまり表に出てきませんが、鉄道会社は外部から閉ざされた環境なのでパワハラ・セクハラは非常に多いです。

最近では女性の鉄道会社社員が増えてきたのもあるのでパワハラ・あるいはセクハラ対策に鉄道会社は本腰を入れ始めてきましたが一般企業に比べればかなり遅れています。

そもそも鉄道会社はどこもたいてい大企業なのでそれこそ配属される駅であったり、業務によって違う会社なのかと思ってしまうほど人間関係は異なります。

そういったパワハラ・セクハラで退職する人はかなり多いです。

また、新卒で入社する場合は当てはまりませんが契約社員として中途入社する場合人間関係はより複雑になります。

なぜなら自分よりも年下だけど正社員であったり上司であったりすることがあるからです。

鉄道会社はまだまだ高卒社員が幅を利かせている業界なので、大卒で社会人経験をそれなりに積んでから鉄道会社の契約社員として入社したのに、高卒の自分より年下の社員から偉そうに命令口調でモノを言われることは覚悟しておかないといけません。

パワハラ・セクハラ、そして高卒年下正社員から偉そうな口を利かれるなど契約社員に関わる人間関係は大変厳しいものがあります。

正社員昇格するまで、それに耐えることができる精神力が必要ですね。

そもそも配属される場所ですでに正社員になれるかどうかがほぼ決まっている

そして契約社員から正社員昇格を目指すのが厳しい理由の3つ目は、そもそも配属される場所によって正社員になれるかどうかがほぼ決まっているという大変理不尽な理由です。

ウソだろうと思うかもしれませんが実際にこのような事実はあります。

私が配属された駅はここ数年契約社員から正社員になった人が一人もいないといわれていました。

一方、他の駅では契約社員から正社員試験を受けて全員合格なんていうことが普通にあったのです。

こうなってしまう理由は現場レベルでは理解できないこともあるのでしょうが、現場で働く契約社員からしてみればとんでもない話です。

大体、配属される駅は上が一方的に決めるので自由に選べる余地は一切ありません。

本人の実力やスキル関係なく、配属される駅ですでに正社員になれるかどうかがほぼ決まっているという現実があることをこれから契約社員から正社員昇格を目指そうとしている人は知っておくべきです。

まとめ:契約社員から正社員昇格は無理ゲーもいいとこです

ここまで書いてきたことを一言でまとめるならば「鉄道会社で契約社員から正社員を目指すのは無理ゲーもいいとこ」ということでしょう。

ここまでの事実があってもなお契約社員として中途入社して正社員昇格を目指したいという人を私は止めませんが、かなり精神的な強さが必要でハードな道であることだけは伝えておきたいと思います。

・周りがどれだけ気が緩んでいて遊びほうけていても一人で黙々と勉強を続けられる人

・セクハラやパワハラに耐えられる精神力の強い人

・駅に関係なく正社員昇格できるレベルまで自分を持っていくことのできる人

こういった人だけが鉄道会社で契約社員から正社員に昇格できるといえます。

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