鉄道会社に入社するために専門学校に行く必要はあるか

鉄道会社に入りたい人へ

鉄道会社への入社を目指す専門学校というものが日本にはいくつか存在します。

 

東京観光専門学校

 

大阪観光専門学校

 

日本工学院

 

googleで「鉄道 専門学校」で検索すると、こういった鉄道会社に就職するための専門学校がかなりあることがわかります。

 

専門学校のサイトを見ると、どこの専門学校も鉄道会社への就職が有利になったりすんなり出世できたりできるかのように宣伝されています。

 

鉄道業界に就職したいと考えている人の中にはこうした専門学校への進学を検討している人も案外多いのではないでしょうか。

 

果たして、鉄道会社に就職するためには鉄道関係の専門学校に行かないといけないのでしょうか?この点について鉄道会社で働いていた私が解説したいと思います。

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行く必要はない

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結論から言いますと、鉄道業界に就職するために専門学校に行く必要はありません。

 

確かに鉄道業界に就職すれば技術や知識など勉強することはかなり多いです。そういった専門知識や技術を少しでも勉強しておくことで多少なりとも入社後有利になることはあるかもしれません。

 

もっとも、有利になるといっても新人研修中に比較的研修で学ぶ内容が理解しやすいといった程度ですが。

 

普通の高卒、大卒であっても鉄道業界に就職することは十分できますしむしろそっちのほうが圧倒的多数です。私が駅員やっていた時に周りで鉄道の専門学校を経て入社した人は一人もいませんでした。

専門知識や技術は鉄道会社によって違いがある

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そもそも同じ鉄道業界であっても、運賃や料金計算の方法、接客知識、技術やノウハウなどは会社によってかなり違いがあります。

 

にもかかわらず中途半端に鉄道の専門学校に行ってそれらを勉強してしまうと、入社した鉄道会社のやり方や知識が身につかない状態になることがあります。

 

例えばホームの番線の呼び方ひとつとってもA社は「〇番線」と呼ぶかと思えばB社では「〇号線」と呼びます。

 

運賃計算にしても10円以下の端数は切り捨てる会社もあれば、切り上げる会社もあります。

 

つまり、専門学校に行ってどこの鉄道会社であっても通じる営業知識や技術などのノウハウを勉強することはまず不可能なのです。

 

むしろ入社前に中途半端に知識やノウハウを身につけてしまうことでかえって研修についていけなくなるかもしれません。

鉄道会社は事前知識を新人に期待していない

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大体、鉄道会社は入社したばかりの新人に鉄道の専門知識などこれっぽっちも期待していません。

 

仕事で必要な専門知識やノウハウなんて持っていないのが当たり前だからです。

 

だから入社後には新卒だろうが、中途採用だろうがしっかりと研修を行うのです。

 

どこの鉄道会社も新人研修は時間をかけてしっかり行うので、全く鉄道に関する知識も技術も持っていなくても何ら問題はありません。

鉄道業界に就職するのに専門学校に行くのは金のムダ

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ハッキリ言って鉄道業界に就職するために高い授業料を支払って専門学校に行くのはムダです。

 

鉄道会社が欲しい人材というのはマニアックな知識であったり、すぐにでも現場で働くことができる技術を持っている人ではありません。

 

しっかりと自分一人で黙々と業務知識やノウハウを勉強し続けられる人、きちんと接客できる人、上司や先輩社員のいうことをしっかりと聞ける人、そして何より時間をきっちり守って健康に業務をこなせる人が欲しいのです。

 

この点を考えても鉄道の専門学校に行くことがお金と時間の無駄になることは明らかです。

 

こういった鉄道の専門学校は、鉄道業界への就職率の高さを宣伝していますがせっかく就職できても、専門学校で学んだことが邪魔になって鉄道会社独自のやり方を身につけられずに退職してしまっては元も子もありません。

 

もう一度書きますが鉄道会社に就職するのはそれほどハードルが高いわけではなく、何の鉄道に関する専門知識やノウハウなどなくても一般の高校や大学から十分就職できます。

 

昨今では契約社員という立場ではありますが、中途採用の道も用意されています。

 

鉄道の専門学校にわざわざ高い授業料を支払ってまで行く必要はありません。

 

鉄道業界への就職を考えている人は専門学校への進学よりも、一般企業に就職するのと同じように書類対策や面接対策をしたほうがよほど鉄道会社への就職に近づきますよ。

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