JR東日本が運転士・車掌の呼び方を変えることについて思うこと

鉄道会社に入りたい人へ

もう結構前の話になりますが、2020年4月からJR東日本が運転士や車掌の名称を廃止して「乗務係」「乗務指導係」という呼称を使うことが決まったそうです。

なんでも人手不足に対応するためで、社内での試験も廃止することで柔軟に人を持ってくるようにするためだとか。

JR東日本運転士、呼び方やめます 人手不足 試験廃止

これについて私が思うことについて書いていきたいと思います。

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仕事の名前は思った以上に重要

まあ見出しの通りです。自分が今やっている、あるいは目指している仕事の名前というのは思った以上に重要だということです。

鉄道の運転士や車掌というのは鉄道が好きな子供たちのあこがれであったりするわけです。

それを「乗務係」などといった、まるで給食当番みたいな呼び方に替えてその仕事を目指す人たちが増えるのかという話です。

これを提案した人はおそらく仕事の名前に関して何も考えていなかったのでしょう。仕事内容自体は変わらないんだから名前を変えたってどうってことないだろうと。

私は実際に鉄道会社で働いていたのでわかりますが、現場の運転士や車掌は皆さんが思っている以上に仕事に対してプライドや誇りを持ってやっておられます。

そのプライドを見事に傷つけているわけですね。たかが仕事の名称といえど重要な問題なのです。

名前を変えたところで乗務員は簡単になれる立場ではない

そもそも仕事の名前を変えたところで、運転士や車掌といった立場は誰でも簡単になれるものではなりません。

昨今はますます安全にかつ正確に運行するためのシステムが整備されてきています。

それでも運転士はまだまだかなりの技術や知識が必要とされるポジションですし、車掌にしても一人で担当する車内のあらゆる事象(きっぷの清算や案内、社内トラブル対応など)に対応しないといけませんから、かなり勉強しないといけません。

決して簡単になれるポジションではないのです。

この名称の変更とともに柔軟な人員配置を行うために社内試験も廃止するようですが、それによって乗務員の質の低下はしないのかっていう話です。

そこの対策は果たしてJR東日本は考えているのでしょうか?

かつて某私鉄が運転士を契約社員でもできるようにしようとして猛反発を食らって撤回するということがありましたが、あまりこういった職人的な技術を必要とするポジションをバカにするような真似をすると後々ろくなことにならないと私は思います。

今のところ、他のJRや私鉄が後を追うような動きは見られませんが今後実際に名称が変わった後どうなるのか注目していきたいと思います。

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